バンダイナムコエンターテインメントは2026年8月30日、「ドラゴンボール ゲキシン スクアドラ」について2026年末にリニューアルを実施すると発表しました。その後、公式サイトで2回にわたるQ&Aが公開され、変更内容がかなり具体的になってきました。ここでは公式発表・Q&Aの内容をもとに、リニューアルで何がどう変わるのかをまとめて解説します。
ひと目でわかる「現行→リニューアル後」比較表
細かい話に入る前に、まずは何がどう変わるのかをざっくり一覧にまとめました。詳しい内容は下の各見出しで解説しています。
| 項目 | 現行(シーズン7まで) | リニューアル後(シーズン8〜) |
|---|---|---|
| カメラ視点 | 俯瞰視点 | 三人称視点(肩越し)のみ |
| 勝利条件 | 拠点破壊型のゲキシンルール | 制限時間内にドラゴンボールを多く集めたチームの勝ち |
| ロール数 | 3種類(ダメージ/タンク/テクニカル) | 2種類(近距離主体/遠距離主体)に再編 |
| チーム編成 | 4人(ロール構成は自由) | 4人(各ロール2体ずつ) |
| マップ | 現行サイズ・1種類 | やや縮小・複数種類を用意 |
| NPC・ボス | あり(撃破で経験値・レベルアップ) | 削除 |
| 破壊神・ゲキシンバースト | あり | 削除 |
| カミドロー | あり | 削除 |
| 助っ人 | あり | 継続(役割・性能は変更) |
| カミアワセカード | 現行の18種システム | より簡易なシステムに置き換え |
| サブルール | あり | 終了 |
| ヒーローのグレード | 7段階(フィギュア制) | 3段階に集約(現グレードは維持・統合) |
| スターコレクション | あり | 廃止、別の新システムへ移行 |
| 必殺技 | 通常の必殺技のみ | 通常技に加え、ガシャ産の「MAX必殺技」が一部実装 |
| 変身 | 技構成の一部として発動 | 専用ゲージを溜めて発動 |
| テキスト/ボイスチャット | なし | 予定なし(変更なし) |
| 対応機種 | Steam/PS4・PS5/Switch/Android/iOS | 変更なし |
| ドラゴンジェムの価格 | 現行の価格 | 変更予定なし(為替変動等を除く) |
リニューアルの背景と方針
運営は、現状のゲキシンルールのままでは健全なプレイ人口を維持するのが難しいという課題があったと説明しています。サービスを長く続けていくために、より多くの人が遊びやすいタイトルへ進化させる必要があると判断し、今回の大幅なリニューアルに踏み切ったとのことです。
「ドラゴンボール×チームバトル」という作品の魅力は維持しつつ、より直感的に楽しめる体験を目指すとしており、戦略性そのものをなくすのではなく、複雑になりすぎない形を模索しているとしています。なお、否定的な意見が多く集まった場合でも、方針を撤回する予定はないと明言されています。
新ルール・勝利条件
リニューアル後の勝敗条件は「ドラゴンボールの所持数」のみとなり、制限時間内により多くのドラゴンボールを持っているチームが勝利するというシンプルな形に変わります。試合中の目標も「ドラゴンボールを集める」の一本化になるとのことです。
ドラゴンボールを所持しているヒーローを倒すと、そのドラゴンボールを即座に奪えるため、終盤の逆転も可能な設計を目指しているとのこと。ただし、あまりに強力な逆転要素は「最後だけ取れば勝てる」状況を生みかねないため、追加を慎重に検討しており、導入する場合でもシーズン9以降になる見込みだそうです。
現行のゲキシンルール(拠点破壊型)は、リニューアルが行われるシーズン8以降に完全に廃止されます。また、現在実装されているサブルールも、リニューアルにあわせて終了することが明言されています。
ルール変更にともない削除される要素として、NPCやボスといったフィールドキャラクター、それらを倒すことで得られる経験値・レベルアップ、破壊神関連のエリアやゲキシンバースト、カミドローが挙げられています。助っ人(サポートキャラクター)は役割と性能は変わるものの、システム自体は削除されません。カミアワセカードも、より簡易なシステムに置き換えられる予定です。
ロールシステムの変更
現行の「ダメージ」「タンク」「テクニカル」という3ロール制は、リニューアル後は2ロールに再編されます。近距離主体か遠距離主体かという戦闘スタイルの区分けに近い形になるとのことです。チーム編成は各ロール2体ずつになります。
全ヒーローが近距離・遠距離両方のラッシュ攻撃を持つようになりますが、遠距離ロールのヒーローは遠距離攻撃の威力や連射時の安定性で優位性を持ち、近距離ロールのヒーローは接近戦での火力や耐久面で優位になるとされています。ロールごとのランクを上げていく仕組み自体は、リニューアル後も維持されます。
マップの変更
マップは複数種類が用意される予定で、面積は現行のゲキシンルールのマップより小さくなります。新ルールに合わせて最適化されたサイズとのことです。破壊可能なオブジェクトも引き続き登場しますが、数は現行より少なくなる見込みです。
ヒーロー・スキル・必殺技
ヒーローの性能は、現行の性能をベースに微調整するのではなく、キャラクターごとの特徴を踏まえたうえで新しいスキルセットが用意される、いわば作り直しに近い調整になるとのことです。パッシブスキルも全体的に見直され、変身はゲージを溜めることで発動する形に変わります。
必殺技は、発動後に予兆範囲が表示され、そこに敵が当たると専用演出付きの成功になる仕様です。命中したヒーローと被弾したヒーローは一時的にステージから離脱し、それぞれの操作者は専用演出を視聴する形になります。一部キャラクターには、通常の必殺技より演出が豪華でダメージ等の性能も高い「MAX必殺技」が実装され、主にガシャから入手する形になる予定です。ただし操作スキルや立ち回りが重要な点は変わらないゲームバランスを維持するとしています。
移動方法は現行同様、一定時間走り続けると高速移動に移行する仕様が継続されます。戦闘は平面上で行われ、上下方向への移動は引き続きできません。
シーズン8・9で実装される新キャラクターは、過去に購入でしか入手できなかった期間があるシーズン1以降のキャラクターが優先的に選ばれるとのことです。新ヒーローの追加ペースは、リニューアル後も1シーズンあたり3体を予定しています。
カスタマイズ・演出まわり
ヒーローを一定回数プレイすると、そのヒーローの「ドラゴンボール獲得」エモートの見た目がグレードアップする仕様が予定されています。すでに獲得済みの演出は引き継がれるため、再度獲得し直す必要はありません。
ゲーム内BGMは一部が維持されつつ、再生箇所が減る曲や差し替えられる曲もあるとのことです。ロビー画面でのヒーロー演出は変更なく引き続き楽しめます。
データ引き継ぎと補填(公式アナウンスより)
2026年9月23日、公式より「年末大型アップデートに伴うデータ引き継ぎについて」という詳細な告知が出ました。ここでは、その内容を整理してまとめます。
リニューアル前に受け取っておく必要があるもの
以下は、大型リニューアル実施後は受け取れなくなります。未受け取りの報酬がある場合は、必ずシーズン7期間中に受け取っておきましょう。
- スターコレクション報酬:リニューアルにともないスターコレクション自体が廃止されるため、未受け取りの報酬はシーズン7終了までに受け取る必要があります。
なお、スターグレードはリニューアル後に新しい仕組みへ変更されます。シーズン7終了時点で各ヒーローのスターグレードが9以上に達している場合は、状況に応じた補填が予定されているとのことです(詳細は後日案内予定)。
そのまま引き継がれるアイテム・データ
シーズン7までに獲得した以下のアイテム・データは、リニューアル後も現在の所持状況のまま引き継がれます。シーズン7期間中に新たに購入・入手したものも同様に対象です。
- ゼニー
- ドラゴンジェム
- G-カプセル
- SG-カプセル
- EXトークン
- ボーナスミッションポイント
引き継がれるカスタマイズ要素
以下のカスタマイズ要素も、リニューアル後に引き続き利用できます。
- エモート
- スキン
- スキン付きエモート
- スタンプ
- ヒットエフェクト
- ビジュアルコレクション
- フィニッシュ攻撃演出
- ホームカスタマイズ
シーズン7までにグレードアップ済みの「エモート:ドラゴンボール獲得」と「KOログ」の見た目も、そのまま引き継がれます。
ヒーロー・助っ人について
獲得済みのヒーロー・助っ人はリニューアル後も引き続き使用できますが、それぞれ新ルールに合わせた新しい性能が付与されます。助っ人については、表示方法・使用方法も変更される予定です。
なお、公式の告知画像で示された一部のヒーローは、シーズン8の間だけ使用できなくなり、シーズン9開始時に再び使用可能になる予定です。対象ヒーローは以下の通りです(2026年9月23日時点の公式発表より)。
- 魔人ブウ:善
- ザマス
- 超サイヤ人ケール:暴走
- 孫悟空(ミニ)
- フリーザ:第一形態
- フルパワーボージャック
- ベビー:少年体
- スーパーウーブ
- 超サイヤ人2 カリフラ
- 超サイヤ人 トランクス:青年期
- ガンマ1号&ガンマ2号
- 人造人間17号
- クウラ:最終形態
- 人造人間18号
- セル:完全体
- ヒット
- クリリン
- 孫悟飯:幼年期
- ダーブラ
バッジ・フィギュア・バナー
- バッジ:これまで獲得したバッジは引き続き所持されます。一部はデザインや集計方法の変更にともない、新しいバッジとして扱われる場合があります。
- フィギュア:獲得状況は引き継がれます。グレード段階は現行の7段階から3段階に変更されますが、シーズン7時点のグレードアップ状況に応じて調整され、価値が損なわれないよう配慮されるとのことです。
- バナーアイコン・フレーム:引き続き所持されますが、基本デザインを維持しつつ大きさなどが調整されます。
廃止されるもの・利用できなくなるもの
- プライズ シーズン7・P7G-カプセル:シーズン7終了と同時に開催・有効期限が終了します。
- ヒーローメモリー:リニューアルにともない廃止。別アイテムへの変換予定はありません。
- スターコレクション・スターグレード:廃止され、新しい仕組みに置き換わります(前述の補填あり)。
- ゲキシンバースト演出:廃止されますが、補填として各ロールでA4ランクに到達した回数に応じた記念バッジが配布される予定です。
リセットされるデータ
以下のデータは、システム自体は継続しますが、記録や進行状況はリセットされます。
- ロールランクポイント
- バトル履歴
- 進行中のボーナスミッションの内容・進行状況(保有しているミッション数自体はシーズン7終了時点のまま引き継がれます)
リニューアルQ&A #3で判明した追加情報
2026年9月24日、公式サイトで「リニューアルに関するQ&A #3」が公開され、さらに詳しい情報が判明しました。
なぜこのタイミングで発表したのか
1周年施策を楽しんでもらったあとに伝えるのではなく、リニューアルの内容を理解したうえで1周年期間中のプレイを判断してもらえる状態にすることが誠実だと考え、このタイミングでの発表になったとのことです。
技の数が3つに変更
ヒーローの技構成について、重要な情報が明らかになりました。現行は「技1〜3+必殺技」の計4つですが、リニューアル後は「技2つ+必殺技1つ」の計3つに変更されます。モーションについては、現行のモーションを引き続き使うものもあれば、新しいモーションに変わるものもあり、ヒーローごとに異なるとのことです。
視点変更後の攻撃の当て方
ラッシュ攻撃や技は、画面上のレティクル(照準)で相手に合わせて発動する形になり、エイムアシストも適用されます。必殺技(MAX必殺技)は、発動を選択すると予兆範囲が表示され、その範囲内にいる敵ヒーローに命中する仕様とのことです。
ランクマッチに参加条件あり
リニューアル後のランクマッチには、一定の参加条件が設けられる予定とのことです。詳細は今後の発表待ちです。
今後のスケジュール
9月中は公式Discordで実施中のQ&Aを通じて情報発信を継続し、10月以降は開発だよりや動画で新しいバトルルール・試合中の要素・バトル以外の要素(シーズンパスややり込み要素)が順次公開される予定です。リニューアル前月までには、新しいビジュアルやMAX必殺技なども公開されるとのことです。具体的な実施日はまだ発表されていません。